高野版の料紙
高野版の印板目録のなかで最も記事が詳しいとされる「正安二年目録(高野山 正智院 所蔵)」によると、鎌倉時代の高野版の体裁は「牒書(粘葉装)」と「巻物(巻子装)」の二種があり、製本には上品・中品・下品の三等級の区別があり、それによって印刷、製本経費が異なったことがわかります。
製作経費は大別して、料紙代・打紙代・摺代・表紙・製本代などで構成されています。
印刷に用いた紙は「椙(杉)原紙」「厚紙」「檀紙」と呼ばれる三種類であったようです。
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製作経費は大別して、料紙代・打紙代・摺代・表紙・製本代などで構成されています。
印刷に用いた紙は「椙(杉)原紙」「厚紙」「檀紙」と呼ばれる三種類であったようです。
定置印板摺写経論疏等直品條々事
一 牒書者料紙椙原打別五文内 料紙直三文、打摺賃二文
不論大小、一帖隠背表紙合拾文内 表紙五文、隠紙五文
一 巻物者、料紙椙原枚別四文内 料紙直二文、賃等二文
又厚紙者、枚別三文内紙直一文賃等二文 不論大小、一巻紙半枚直銭五文
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