高 野 紙 見 聞 録

昭和62年・63年 名匠 中坊佳世子さんが抄造する高野紙の記録
 高野紙の製法を弘法大師から教えられた、と里の人々は信じています。
  かつて高野山のお寺の経本などに用いられ、繁栄を誇ったのは、もう語り草‥ 
 ここに、またひとつ、美しい伝統が消え去ろうとしています。
  ひょっとすると、これが滅亡寸前の高野紙の最終リポートになるかもしれません。
 

最新記事

  • 黒谷和紙
  • 二俣紙
  • 細川
  • 紙を干す
  • 高野六十那智八十
  • 親の仕事と子どもの遊び 
  • 紙床
  • 細川APC奮闘記
  • 松山先生
  • カテ
  • 十三枚の萱簀
  • 萱簀
  • 立て箸
  • 同級生からのメール
  • 萱の穂

全記事

 

TOP     

なぎなたビーター

なぎなたビーター 昔は、煮た楮の繊維を打ち板の上で槌を打って叩きつぶしていたようですが、中坊さんは、なぎなたビーター式の叩解機を使っていました。写真は、ちょうどカバーを開けて、なぎなたを水洗いをしているところです。物々しい刃物が突き立っています。

ビーターに楮を入れる 大きな舟の中に楮を入れ、水を張り、その後、なぎなたを回すベルトをエンジンで回転させて使用します。なぎなたが回転すれば、ちょうど水車のような働きをして、舟の水も回流しはじめ、なぎなたが楮の繊維を分散させていきます。

楮の繊維をつぶす  中坊さんは棒で回流する楮の繊維の具合を確かめています。
 動力エンジンは、紙すき小屋の中にあります。ひもを引っ張ってエンジンをかけると大変な爆音を放ちます。子供がびっくりして、耳を押さえて飛んで逃げたくらいです。
 
 中坊さんの話では、ビーター回転中になぎなたの一つがはずれて、不幸にもそれがおなかに刺さって死亡した人がいたとか、回転中のベルトに巻き込まれた人もいたそうです。なんとも恐ろしいマシーンです。はうー

 しかし、このビーターのおかげで、あっという間に綿のような原料ができてしまいます。 

| 高野紙の製法::叩 解 | comments (x) | trackback (0) |

トラックバックURL

http://koyagami.com/tb.php/72

トラックバック

TOP     

   

サイト内検索 ▼

カテゴリー ▼

  • 高野紙のおこり (1)
  • 高野紙の産地 (5)
  • 高野紙の製法 (28)
    • 原 料 (9)
    • 煮 熟 (4)
    • 塵取り (1)
    • 叩 解 (3)
    • 紙をすく道具 (10)
    • 乾 燥 (1)
  • 移り変わり (1)
  • 資 料 編 (7)
  • 主要参考文献 (1)
  • よもやま話 (6)
  • 雑 記 帳 (5)

リンク ▼

  • 高野紙関連
    • 高野山 霊宝館
    • 九度山町
    • 細川APC奮闘記
    • 紙遊苑
  • 高野山
    • 総本山金剛峯寺
    • 高野山よもやま記
    • 高野町
  • その他
    • 大塔村

人気記事 ▼

  1. 高野版の刊行
  2. 高野六十那智八十
  3. カテ
  4. 二俣紙
  5. 黒谷和紙

その他 ▼

  • サイト管理人
  •     
  • 画像一覧
  • RSS 1.0
  •  
  • RSS 2.0
  • Atom 0.3
  • Atom 1.0
  • TOTAL: 151056
  •     
  高野紙見聞録

Copyright © 2010 高 野 紙 見 聞 録::なぎなたビーター All Rights Reserved. BLOGNPLUS(ぶろぐん+)